ジョンハーディ(JHON HARDY)

現在はヘッドオフィスを香港に構え、北米・カナダ・ヨーロッパ・アジアを中心に展開しているジョンハーディですが、もともとカナダ出身のデザイナーであるJOHN HARDYは、世界一周航海中の1975年にインドネシアのバリ島に上陸し、運命的な出会いをしたのが発端でした。
自然の楽園、バリ島とその独特の文化である編み込みの伝統工芸にすっかり魅了されたJOHN HARDYは、今から約40年前に自身のブランド“JOHN HARDY”を立ち上げ、バリの広大な敷地にジュエリー工場とスタジオ、自身の豪華な邸宅までをも設けました。

2006年には、米国のみの総売上高も1.5億ドルに達し、地球上に1400人もの従業員を抱える一大ジュエリーカンパニーへと成長しました。
さらに2006年には、Sustainable Luxury(環境維持 ラグジュアリー)をコンセプトに、環境維持広告プロジェクトを始め、ショールームやファクトリーの内部まで、全て木造建築にしたりエアコンを自然の風を利用したりしてエコ活動に徹し、環境維持をテーマにしたバンブーコレクションを発売しました。
そしてその年にジョン・ハーディーは元ヴァンクリーフ&アーペルのデザイナーであったガイ・ベダリダに会社を託し、現在はガイ・ベダリダがbe naturalの意思を受け継いで、“原色=パワー”と“ホスピタリティー=柔軟性”という東南アジアの魅力を貫き続けているのです。

彼女ははJimmy Chooの2010年SSの広告キャンペーンのイメージガールにもなっている人物であり、JHON HARDYとのコラボアイテムもリリースされるようです(日本発売未定)。
バリ国王が公認する、特別な儀式の際に使用する器や宝石を作る職人、メタルスミスが自らの手で1本1本編み込み生み出す作品は、決して機械作業からは得ることのできない、精巧かつ耐久性の強い、非常に芸術的で実用性に優れたものでした。
機能性、使い心地、美しさ、持続性、全てにおいて優れた永久不変な“家宝”を作り出すべく、メタルスミスを先祖にもつ現地の職人達を雇用し、彼らの手作業によって商品を製作しています。現在ではジュエリー工場に約600人の従業員が、デザインと製作に携わっています。